目次
生理不順
「今月も予定日に生理が来なかった」
「周期がバラバラで予定が立てにくい」
忙しい現代社会の中で仕事や学業、子育てに頑張っている女性にとって、生理不順は珍しい悩みではありません。しかし、それは、身体が発している静かなサインでもあります。
大切なのは、専門家の視点から患者様が抱える不調の正体を丁寧に紐解くこと。女性医師が在籍する当院で、生理不順という揺らぎを健やかなリズムへと調律しませんか?
生理不順とは
生理不順とは、生理周期が正常ではない状態のこと。
医学的に「正常な生理周期」とは、前の生理が始まった日から次の生理が始まる前日までの期間が「25日〜38日」の間にある状態を指します。
以下のような状態が続く場合は、単なる「疲れ」で済ませず、専門医によるチェックをお勧めします。
受診を検討すべき目安
- 稀発月経
- 周期が39日以上空き、数ヶ月に一度しか生理が来ない
- 頻発月経
- 周期が24日以内と短く、月に何度も生理が来る
- 不整周期月経
- 周期が毎回バラバラで、全く予測がつかない
- 続発性無月経
- これまであった生理が3ヶ月以上停止している
こんなお悩みはありませんか?
- 旅行や大切な仕事の日に生理が重なることが多く、コントロールしたい
- 生理が来ないことで「もしかして妊娠?」と毎月不安になる
- 肌荒れやニオイ、気分の落ち込みが周期によって激しく変化する
- ダイエットを始めてから、生理の血の量が極端に減った
なぜリズムが乱れるのか。
生理不順を引き起こす主な要因
生理のリズムは、脳(視床下部・下垂体)と卵巣から分泌されるホルモンの絶妙なバランスによって保たれています。
この精緻な仕組みを揺るがす主な原因には、以下のようなものが挙げられます。
過度なストレスと疲労
脳がストレスを感じると、ホルモン分泌の司令塔が正常に機能しなくなります。
急激な体重変化
過度なダイエットや急激な体重増加は、排卵を止めてしまう大きな要因です。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵胞が成熟しにくく、排卵障害が起こりやすい体質的な疾患です。
甲状腺機能の異常
代謝を司る甲状腺の不調が、婦人科系のリズムに影響を及ぼすことがあります。
「いつか」のために。
生理不順を放置することで高まる潜在的リスク
生理不順を放置してしまうことは、将来の自分に対する大きなリスクを看過することに繋がりかねません。
身体の解像度を高め、今、適切な処置を行うべき理由があります。
将来の妊孕性(不妊への影響)
生理不順の多くは「無排卵」を伴います。正常な排卵が行われない状態が長く続くと、将来、子どもが欲しいと思った際に、スムーズな妊娠が難しくなる可能性があります。
子宮体がんのリスク
生理が来ない状態は、子宮内膜が剥がれ落ちずに厚くなり続けることを意味します。これが長期間続くと、子宮体がん(子宮内膜がん)の発症リスクを高める要因となるため、定期的なリセットが必要です。
若年層でも起こりうる骨粗鬆症
女性ホルモン(エストロゲン)の不足は、骨の密度を急激に低下させます。生理不順を放置することで、まだ若いうちから骨が脆くなり、将来の骨折や寝たきりのリスクを増大させてしまいます。
若年性更年期(早発卵巣不全)
稀に、20代や30代で卵巣の機能が低下し、閉経に近い状態になることがあります。早期に発見し、ホルモンを補うことで、身体の急激な老化や更年期症状を防ぐことが可能です。
身体の現在地を知る。
当院の生理不順の検査
問診
生理の記録(基礎体温表があれば持参)を基に、ライフスタイルやお悩みを詳しく伺います。
血液検査(ホルモン検査)
複数の女性ホルモンの数値を測定し、卵巣の予備能や脳からの指令が正しく出ているかを科学的に可視化します。
超音波検査(エコー)
子宮内膜の厚さや卵巣の状態(PCOSの有無など)を、高い解像度で観察します。経膣検査に抵抗がある場合は、お腹の上からの検査も検討可能です。
自分らしいリズムを取り戻す。
当院の治療アプローチ
生活習慣の最適化
栄養バランスや睡眠、ストレスコントロールのアドバイスを通じ、身体が本来持っている「自律の力」をサポートします。
ホルモン療法(低用量ピル等)
ホルモンを適切に補い、周期を一定に整えます。副次的な効果として、肌荒れの改善やPMSの緩和も期待できます。
漢方薬による調律
「冷え」や「巡り」の悪さを改善し、東洋医学の視点から身体を内側から穏やかに整えます。
対症療法
甲状腺疾患などが背景にある場合は、原因疾患へのアプローチを優先し、専門領域と連携して改善を図ります。
止まったリズムを再び刻む。
生理不順から見直すコンディション
生理不順は、身体からの「少し休んで」というメッセージかもしれません。
あなたがあなたらしく、しなやかな毎日を過ごすために。エビデンスを重視した医療と女性医師による誠実な伴走を行っている当院で、ご自身のコンディションを見つめ直してみませんか?
