ご挨拶
刻々と変化し続ける女性のコンディション。その繊細なリズムに寄り添い、身体が発する小さなサインを拾い上げることが私たちの役割です。
専門的な知見から、患者様にふさわしい健やかさを再構築する。そのお手伝いをするために、一人ひとりの想いと真摯に向き合うことを何より大切にしています。
毎日を自分らしく、自信を持って過ごせるように。明日への活力を共に創り出す伴走者として、皆様のライフステージを確かな安心で支え続けます。
中村 華
プロフィール
中村 華
婦人科・内科・美容皮膚科
メディア情報
テレビ西日本(TNC)「ももち浜ストア」木曜日コメンテーター
略歴
-
2017年
福岡大学医学部卒
厚生中央病院・日本大学産婦人科入局
産婦人科専門医 -
2025年
天神総合クリニック
婦人科・内科・美容皮膚科を担当
プロフィール
院長 中村 賢二郎
内科・外科・胃腸科
略歴
-
1982年
九州大学医学部卒
九州大学第1外科入局
米国ピッツバーグ大学留学
消化器外科・外科病理・移植医学に研鑽 -
2003年
天神総合クリニック開院
外科学会・胃癌学会・乳癌学会、産業医、健康スポーツ医
ドクターズインタビュー
女性のライフステージすべてに寄り添う「心と体の相談窓口」を目指して
福岡市の中心部、天神で長年地域医療を支えてきた「天神総合クリニック」。2025年、このクリニックに新たな風が吹き込みました。院長の中村賢二郎先生の娘である中村華先生が、東京での研鑽を経て帰郷し、婦人科を立ち上げたのです。内科・外科・胃腸科という総合クリニックの強みを活かしつつ、女性医師ならではの視点で、全世代の女性の健康をトータルにサポートする華先生。その温かい想いと、クリニックの新たな挑戦についてお話を伺いました。
幼い頃からの憧れを胸に、東京で磨いた「包括的診療」の視点
まずは、華先生が医師を目指されたきっかけから教えてください。
小さい頃から、医師として働く父の姿を見て育ったのが大きいですね。父はいつも一生懸命で、患者様に寄り添っていて…。その背中を見ていて、自然と「私もいつか、父のようなお医者さんになりたいな」と思うようになっていました。
産婦人科を専門に選ばれたのはなぜですか?
研修医の時にまわった産婦人科が、すごく素敵だったんです。思春期の若い方から、妊娠・出産、そして更年期、シニア世代の方まで、女性の人生のあらゆるステージを長く、包括的に診ることができる。その診療スタイルに強く心惹かれたんですよ。それから7年以上、東京の病院で産婦人科医として経験を積んできました。
そして2025年、福岡に戻り、お父様のクリニックで婦人科を立ち上げられました。
東京で診療を続けていた頃、家族で将来のことを話し合う機会がありました。父は内科や外科、胃腸科が専門ですが、年齢も重ねてきて、クリニックをどうしていくか、真剣に考える時期に来ていたんです。私自身、産婦人科医としての専門性を身につけ、一人前の医師として診療できる自信がついたタイミングでもありました。
「それなら、私が故郷に戻って、父が築いてきたクリニックを受け継ぎ、新しい風を吹き込みたい」
そう決意して、新たに婦人科を開設することにしたんです。
「総合力」を活かし、女性の健康をワンストップでサポート
総合クリニックに婦人科ができたことで、患者様にはどのようなメリットがありますか?
一番のメリットは、健康診断と婦人科がん検診を同じ日に受けていただけることですね。わざわざ別の病院に行く手間が省けますし、全身の健康チェックが一度にできるのは、忙しい女性にとって大きな魅力だと思います。
また、他科との連携がスムーズなのも強みです。例えば、「なんとなくおなかが不調」と内科を受診された方が、実は婦人科の病気だった、というケースも少なくありません。当院なら、もし内科のCT検査で卵巣の腫れなどが見つかっても、すぐに私が引き継いで追加のエコー検査を行うことができます。
さらに、父は外科医として乳腺の診療経験も豊富なので、乳腺エコーも含めたトータルな女性の健康管理ができるんです。総合病院に行かなくても、天神の真ん中で、些細なことでも気軽に相談できる「女性の健康の総合窓口」として、皆さんの毎日を支えていけるワンストップのサポート体制が当院の大きな強みですね。
心身の負担を減らす、温かい診療の工夫
診療の際に、特に心がけていることはありますか?
婦人科の受診って、どうしても「怖い」「恥ずかしい」というイメージがありますよね。だからこそ、患者様の心と体の負担を少しでも減らせるよう、細心の注意を払っています。「不必要に触らない、痛みに最大限配慮して素早く」を徹底。器具を使う際も、愛護的に、スムーズに行えるよう工夫しています。
また、診察台に上がっている時は、患者様にとって一番不安な瞬間だと思います。たとえ私が女性医師であっても、顔を合わせるのは抵抗があるもの。ですので、なるべく目は合わせないようにしつつ、お声がけは絶やさず、「今から〇〇をしますね」「大丈夫ですよ」と安心していただけるようにしています。
説明の際に工夫されている点はありますか?
わかりやすく、そして不安をあおらない説明を心がけています。これまでの経験を活かし、例えば卵巣腫瘍が見つかったとしても、「良性のものもよくあるんですよ」と、まずは安心感を持っていただけるよう、知識を伝えつつ、なぜこの検査が必要なのかを丁寧にご説明しています。
華先生は女性が抱えるさまざまなお悩みに幅広く対応されていらっしゃいます。
生理痛や生理不順、おりものの異常、性感染症といったデリケートゾーンのトラブルから、子宮がん検診、更年期外来、HPVワクチン、避妊や月経コントロールまで、女性のライフステージで起こる様々な問題に対応しています。
若い方も、働き盛りの方も、シニアの方も、「恥ずかしいから」と一人で悩んだり、放置したりしないでください。ちょっとした違和感や不安があれば、いつでも相談に来てほしいですね。
将来の健康と妊娠のために。今から始める「プレコンセプションケア」
天神総合クリニックが取り組んでいる「プレコンセプションケア」について、詳しく教えていただけますか?
「プレ(前)+コンセプション(妊娠)」、つまり、将来の妊娠を見据えて、今のうちから心と体を整えておくケアのことです。具体的には、がん検診や性感染症のチェック、栄養バランスの指導などを行っています。当院は、福岡市のプレコンセプションケア推進事業の連携クリニックでもあり、30歳の女性を対象としたAMH検査(卵巣予備能検査)にも対応しています。
若い世代に向けて、特に伝えたいポイントはありますか?
若い世代で意外と多いのが、無症状のクラミジアなどの性感染症や、風疹の抗体不足です。これらは不妊の原因になったり、将来、赤ちゃんの健康に影響を与えたりする可能性があります。だからこそ、早期発見がとても大切なんです。
また、最近は過度なダイエットや日焼け対策によるビタミンD不足で、若くして「骨粗しょう症」のリスクがある方も増えています。将来の赤ちゃんのためだけでなく、ご自身の今の健康を守るためにも、ぜひ一度、チェックを受けてみてほしいですね。
子宮頸がんの検診やワクチンについても、積極的に啓発されています。
子宮頸がんは、20代という若さでも発症する可能性があるがんです。私も東京の病院で、この病気でつらい思いをする若い女性をたくさん見てきました。だからこそ、早期発見・早期治療の大切さを強く感じています。
誰もがかかる可能性があるからこそ、検診やワクチン接種は本当に必要です。当院では、1年に1回の検診とエコー検査を推奨しています。もし、がんになる前の段階(異形成)が見つかったとしても、3~4ヵ月に1回のペースで定期的に検査を行い、適切にフォローしていきます。万が一、子宮頸がんと診断された場合でも、状態によっては妊娠・出産の可能性を残せる治療の選択肢もありますので、一人で抱え込まずにまずはご相談ください。
もっと自分の体を愛して。おしゃべり感覚で、気軽に相談に来てください
最後に、ホームページをご覧の方へメッセージをお願いします。
「恥ずかしいから」「忙しいから」と、病院へ行くのを後回しにしていませんか?まずは一度、勇気を出して検診を受けてみてください。何もなければ安心できますし、もし何かトラブルが見つかったとしても、当院なら、内科や外科と連携して、しっかりと治療につなげる体制があります。
「こんなことで病院に行ってもいいのかな?」なんて遠慮する必要は全くありません。お友達やお母さんにも話しづらいデリケートな悩みでも、専門家である私たちなら、力になれることがあります。まずは、私とおしゃべりする感覚で、気軽に来院していただければ幸いです。
